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自転車で行く小旅行


by tmshanagn304

山の民

「山の民」という小説を読んでいます。(春秋社 江馬修著)明治初年の飛騨高山の騒動の歴史小説です。岐阜県に住みながら、この小説の題名も作家も、題材になった騒動があった事も全く知りませんでした。大垣など各藩の領地は、明治になってからもそのままお殿様が治世をするという事で大凡スムーズに変革されて行ったところでしょうが、飛騨高山は幕府直轄領で幕府の代官が統治していました。代官が退いた後に梅村速水(うめむらそすい)なる若い役人が知事として赴任し、急激な改革をしようとしたが為に、地元民の不評を買い、死人が出るまでの騒動になった事が書かれてありました。「へえ、そんなことがあったんだ〜〜」と今更ながらに驚いています。
飛騨と言えば、幕末に00の商人,飛騨屋000が蝦夷地でアイヌ人をこき使い、儲けまくりましたが、最後にはアイヌ人の氾濫を招き、飛騨屋関係者に相当数の犠牲者を出した事は聞いていましたが、明治初年のこの騒動は意外と言えば意外な事に聞いたことがありませんでした。明治政府がかんこう令を布いた???という事もないと思いますが、明治政府と高山を見る目が違ってきました。

(飛騨屋については歴史的にも公にされている事で名前を書いても問題はないと思いますが、その子孫も現存して、その人は一応私の友人でもあるのでここでは000としました)
山の民_e0074782_2248378.jpg

Commented by shizenkaze at 2012-04-07 22:05
歴史的な事には良い事も悪い事もありますし何が善で何が悪とも一概には言えませんね・・・・・
伊賀から見れば甲賀は敵、その逆も・・・
赤穂浪士では吉良は大悪者に思われますが愛知県の吉良町では名士として尊敬されていますね~

飛騨屋の久しい御人に実際会ってみたら全く違った事が伝わっているのかも知れないですね?^^
by tmshanagn304 | 2012-04-06 22:55 | きまぐれに | Comments(1)